美術を通して、これからの時代を生き抜く力を磨く!
美術工芸科
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今週は,嵯峨美術大学の大森正夫先生をお招きし,洛バスの車内広告デザインを考えていく学習として「京都らしさとは何か」をテーマにご講演いただきました。
「洛バス」プロジェクトをすすめるには「京都らしさ」「コンテンツ」「表現方法」の3つの要素を考えると良いこと,京都らしさを考える観点として,「物象性」「活動性」「自然・季節」「気概」「気配」の5つの観点を挙げ,ガイドブックに載っている定番スポットだけでなく,見・食・生活習慣など,高校生が考える等身大の「京都らしさ」を探してみようとお話しいただきました。そして次回までに各自で考えておくように課題が出されました。
授業を終えた生徒たちは,「京都,日本の文化の奥深さについて良く分かった。他府県,外国の人たちがイメージする京都は,マスメディアなどによって定着したもので,本当はもっともっと様々な分野に魅力が詰まっているという話になるほど!と思いました。」「“デザイン“というのは言葉で表すものではなく,感じるものだということを学びました。京都熱を感じる講演で生まれた時から京都に住んでいると,良さや大切さが感じられなくて,全然有名なお祭りや場所に行っていないなと思い,それでは良くないなと改めて感じました。」「私たちしか知らない京都,私たちだけが分かる京都の魅力,そういうものを探して見つけて伝えていきたいです」などと感想を述べていました。
次回の授業にどんなアイデアが出てくるか,楽しみです。