美術を通して、これからの時代を生き抜く力を磨く!
美術工芸科
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今年度、3年アートフロンティアコースの総合的な学習の時間「表現探求F」では、京都市交通局と連携して課題研究に取り組んでいます。
今週は、嵯峨美術大学の大森正夫先生の2回目の授業で、「京都らしさ」について各自が考えたアイデアを出し合い、共有する授業を行いました。
配布されたメモ用紙に3~5個のアイデアを箇条書きし、メモを見ながら発表していきました。アイデアをうまく表現できない場合は、大森先生が巧みな質問でまとめていただきました。つまらないアイデアだと決めつけず、考えていることをすべて外に出すこと、できるだけ多くのアイデアを出し、カテゴリーごとに整理することで良いものを見つけ出していくという、ブレーンストーミング&KJ法の手法でアイデアを整理していきました。そうすると、表現技法、モチーフ、インスタレーション、場所、歴史、祭などの項目で分類すると、生徒が考えたアイデアに一定の傾向(偏り)があることが分かりました。中にはQRコードを利用して絵や情報を提供するアイデアやバスの揺れを利用したデザインなど、斬新なものもありました。
大森先生からは、「iPhoneなど新しいテクノロジーを利用したアイデアもいいのでは。車内デザインに留まらず企画提案など、依頼された以上のものを提案する意気込みでやろう」と助言をいただきました。
授業を終えた生徒たちは,「色々な意見を聞くことができた。しかし分類していくと偏ったところもあると気づいた。アイデアを出すのは難しいと思った。」「表現方法にも様々な種類があって面白いなと思いました。特にバスの振動で動くデザインはバスの常識を変える発想でとても面白いと思いました。せっかくやるなら新しいことに挑戦する方が楽しそう。」などと感想を述べていました。
次回の授業では、グループごとにアイデアを作画にして提案します。アイデアをどのように作画にするか楽しみです。