美術を通して、これからの時代を生き抜く力を磨く!
美術工芸科
〒604-0902 京都市中京区土手町通竹屋町下る鉾田町542[MAPを見る]
TEL. 075-211-4984 FAX. 075-211-8994
本日7日、1年生を対象に「外務省高校講座」を開催しました。
この講座は、外務省から高校に講演会の講師を派遣していただき、高校生の外交・国際問題や外務省についての理解を深めるとともに、今後の高校生が進路を考えることに役立てるプログラムです。
毎年全国から多くの応募がありますが、今年度本校の応募が認められ、今回の講演会が実現できました。
講師の岡田勝氏は、外務省の総合外交政策局、外交政策調整官で、これまで中国で仕事をされてきた方です。本日は「外交はつまるところ人と人の関係-高校時代にやっておくべきこと、考えておくべきこと」というテーマでお話しいただきました。
ご自身の子どものころからの話をはじめに、中国語に関心を持ち今の仕事につながる出会い、様々な出来事に遭遇しながら、自分のやりたいことをゆるがせにせず、努力を重ねて来られたことなどを、学生時代を振り返りながらお話し下さいました。
また、現在の中国の様子、外務省の仕事などを紹介しながら視野を世界に広げるようなお話をしていただきました。また美術を学ぶ生徒ということで、故宮博物館のお話も加えていただきました。そして生徒へのメッセージとして漢文を中国語で紹介して、これからの高校生活や進路に向けて励ましていただきました。
「有志者 事竟成」(志ある者、事ついに成る)
「一以貫之」 (一を以てこれを貫く)
「知之者不如好之者 好之者不如楽之者」
(これを知る者はこれを好む者に如かず。
これを好む者はこれを楽しむ者に如かず)
「学如逆水行舟 不進則退」
(学ぶことは水に逆らって舟が行くが如し
進まざればすなわち退く)
講演の後、生徒から次々に質問が出され、一つ一つ丁寧に答えてくださいました。終了後、希望者がさらにお話を伺う座談会を行いましたが、終始和やかなムードで話が弾みました。
今回このような講演会を開催させていただくことができましたこと、講師の岡田勝 外交政策調整官をはじめ関係の皆様に感謝申し上げます。