美術を通して、これからの時代を生き抜く力を磨く!
美術工芸科
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●3年アートフロンティアコース 総合的な学習の時間「表現探求F」
京都市交通局との共同事業「洛バスの車内広告スペースのデザインを作成する」
11月27日の「表現探求F」の授業は,10月の中間発表でもお世話になった元京都精華大学人文学部教授の筒井洋一先生と株式会社CARVANCL(カーバンクル)代表取締役の徳田行伸さん,NPO法人グローカル人材開発センタースタッスの外崎佑実さんにご協力をいただき,Zoomを使ってオンラインミーティングを行いました。
徳田さんは東京の渋谷の事務所から,外崎さんは京都市内のオフィスから参加していただき,本校生徒は各チームの進捗状況を報告しお二人から助言をいただきました。
「かわいい仏像」チームは,イラスト担当と文字担当に分かれて作業していることや仏像をデフォルメしたイラストを制作していることを報告しました。徳田さんからは「イラストはどんな風に作っていますか?統一したコンセプトはありますか?面白みを抽象化し,興味をもった人が調べるように誘うと良い」と助言いただきました。
「三大祭り」チームは,線画を描く人,水彩で着色する人,スキャンしてデジタル処理する人と作業を分担して進めていることや,文字は祭りに合わせた色と指し色で表現し,色彩,明度で統一感を出したいと報告しました。これに対して,外崎さんからは「技術的な部分や学習した内容を分かりやすく説明できていた。」とコメントをいただき,徳田さんからは「しっかり考えて作業を進められているので技術的なアドバイスは特に必要がないと思います。何か困っていることはありますか?」との問掛けに「時間が足りないことが心配です。見せたい内容を見せられるようにしたい。」と意気込みを語っていました。
「みたらし団子」チームは,みたらし団子の歴史,豆知識,アレンジレシピの3つの担当に分かれて作業を進めていることを報告しました。外崎さんからは「なぜ3つにしようとしたのか」の問掛けがあり,徳田さんからも「唐突感を感じる。どういうねらいがあるのかをしっかり考えてゴールを定め,必要な情報を集めて見せる順序を考えるというストーリーをつくることが大切」と助言いただきました。
「ゆるキャラ」チーム,「アイドルプロデュース」チームもそれぞれの進捗状況を報告し,お二人から助言をいただきました。
外部の方に自分たちの考えを伝え,客観的な立場からコメントをいただくことで自分たちの取り組みを振り返り,それを次の制作に活かす、このサイクルを回すことがとても大切で,今回は筒井洋一先生,徳田行伸さん,外崎佑実さんのご協力でこの活動を行うことができました。大変お世話になり,ありがとうございました。
今後も引き続き,チームごとに洛バスプロジェクトの企画とデザイン制作を進めていきます。