美術を通して、これからの時代を生き抜く力を磨く!
美術工芸科
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●3年アートフロンティアコースの総合的な学習の時間「表現探求F」
今回は京都の劇団ソノノチ代表で劇作・演出家、本校の卒業生でもある中谷和代先生と2名の役者さんをお招きし「言葉と身体のコミュニケーション」をテーマに、寸劇も交えながら「伝わる・伝わらないってどういうこと?」を考えるワークショップを行いました。
まずウォーミングアップに生徒全員で場の空間を歩きながら隙間なく埋めるワークショップを行いました。拍手の回数でストップしたりスローモーションになったり身体の反応をほぐすユニークな内容でスタートから生徒全員で盛り上がりました。
ウォーミングアップが終わり、いよいよワークショップの本題に入っていきます。2人一組で互いに頭の中に思い描いた果物や動物、行動や仕草などを
1.言葉で説明して伝える
2.身体のジェスチャーで伝える
3.言葉と身体を同時に使って伝える
という3つのゲームに挑戦しました。言葉や身体を巧みにつかってうまく伝えられるペアもいれば思い通りに伝えられなかったペアもありましたが、友人の表情や言葉使いの巧みさを実感しながら大いに盛り上がりました。
次に、2人の役者さんが「とあるカップルの休日」という寸劇を、セリフ回しや間合い、表情、距離感などで2パターンに演じ分け、コミュニケーションを考える上で大切なことを学び合いました。この寸劇から学んだことをフルに生かして、生徒たちがグループに分かれ『病院の待合室でインフルエンザの予防接収を待つシーン』や『決勝戦を控えたバスケ部のミーティングのシーン』などのお題をもとに寸劇を展開しました。今回授業の中で得た表現力をもとに生徒が生き生き演じ上げ、笑いを誘うなど笑顔が絶えない授業でした。
ご指導いただきました中谷和代先生、役者の方々には大変お世話になり、ありがとうございました。生徒たちは今回学んだことを今後の文化祭の劇の活動やコミュニケーション活動に生かしていきたいと思います。