美術を通して、これからの時代を生き抜く力を磨く!
美術工芸科
〒604-0902 京都市中京区土手町通竹屋町下る鉾田町542[MAPを見る]
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1880年(明治13年)7月1日、京都御苑内准后里御殿で、京都府画学校の開業式が行われました。本校の創立です。
「画学校設立以前、画家になるには、まず師匠に内弟子として入門し、長い年月弟子として修業を積むことが必要であった。弟子は師匠と同じ描き方を学び、他の流派の描き方を学ぶことは許されることではなかった。画学校では、特定の先生の指導だけを受けるのではなく、さまざまな先生について学ぶことができることになった。徒弟制度によらず、学校に通うことで画家になることができる道が開けたことは、画期的なことであった」と、創立120周年の時に制作された『美工沿革史』に記載されています。
画学校創立に大きな役割を果たした日本画家の幸野楳嶺(こうのばいれい)のスケッチ集「嶺写生巻」が、現在本校のショーケースに展示されています。
「京都府画学校」はその後「京都市画学校」「京都市立美術工芸学校」と名称を変え、場所も移転をしてきました。明治末年には美術工芸学校の上級教育機関として「絵画専門学校」(現在の京都市立芸術大学)もできました。
2019年7月1日の今日は、創立140年目。本校の長い歴史と伝統を改めて深く感じるところです。来年には、140周年記念式典を催す予定です。
明治、大正、昭和、平成、令和の5つの時代にわたって美術専門教育に取り組んできた本校は、これからもますます豊かな教育実践を勧めたいと考えております。