美術を通して、これからの時代を生き抜く力を磨く!
美術工芸科
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16日(土)、京都洛南ライオンズクラブ主催のイベント「第17回 Joint S&E Forum」に本校から2年生7名が参加しました。
このイベントは、高校生と京都洛南ライオンズクラブの方々が一堂に会して、午前中は各学校での学習活動や研究活動の発表と質疑応答を行い,午後は会食しながら気軽な雰囲気の中で人生やこれからの社会について語り合うことを通して、高校生の視野を広げ自己を高めることのできる機会として毎年開催されています。
本校からは、2年生の生徒2名が,1年次の総合的な学習の時間「美術探求」の授業「京の美を探る」という探究課題で取り組んだ「襖絵と建築空間」について発表しました。お寺へ行くと、静かな雰囲気や煌びやかな雰囲気を感じたり、なんだか緊張して背筋が伸びるような気持になったりします。なぜそのような感覚になるのか。それらの感覚は建物のどういった部分から生まれてくるのかと疑問に思い、ネットや図書館の文献を調べたあと、市内フィールドワークで金地院と建仁寺の現地取材等を通して探究し、自分たちで考察してたどり着いた結論を「光」「歴史性」というキーワードを用いて発表しました。
発表後の質疑応答では、「この研究は現代の建築空間ではどのように活かされていると思いますか」という質問に対して、「例えばこのバズホールも天井が非常に高く、このフォーラムの会場としてふさわしい空気を生み出しているのではないでしょうか」と、しっかりと研究成果を踏まえて答えていました。また、他校の発表に対してもしっかり感想や質問をすることができました。
午後の部では、テーブルごとに他校の生徒や経営者の方々と将来やってみたいことや働くこと等について話し合い、有意義な時間を過ごすことができました。参加した2年生の生徒は、「私は美術の専門教育を学んでいて、将来はそれを活かした職業について活躍したいと考えています。同じテーブルの生徒の方も違う専門分野を学んでおられ、私と同じように将来はその専門性を活かした道を考えておられる。学ぶ専門や将来就きたい職業は違ったり、夢を実現する道筋は違っても、今学んでいることが将来の自分の生き方とつながっている点では同じなんだと気づいた。」などと振り返り、感想を述べていました。テーブルごとに企業経営者の方々から貴重な助言をいただきました。
今回お世話になりました京都洛南ライオンズクラブの皆様、関係各位に厚くお礼申し上げます。今日の経験や学びが参加した生徒諸君の今後の進路選択や学習の励みになることを期待しています。