美術を通して、これからの時代を生き抜く力を磨く!
美術工芸科
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12月9日(水)5・6限、2年生・3年生の日本画専攻実習で、材料研究の特別授業を行いました。
講師として天野山文化遺産研究所の山内章所長をお招きし、「膠(にかわ)」の製法や特性などについて講義をしていただきました。所長の山内氏は、日吉ケ丘高校の美術課程、日本画科の卒業生でもあり、現在、大阪府河内長野市の天野山金剛寺の境内に研究所を置き、彩色文化遺産の保存修復と修復材料の研究に取り組んでおられます。
講義では、古来日本の絵画や装飾紋様等に彩色する際に使用された「膠(にかわ)」について説明を受け、実際の作り方をスライドで学びました。また原材料の実物「鹿膠」を見せていただきました。そして、研究所で開発された世界でただ一つの、薬品類不使用の「鹿膠」を使い、実際に絵具を溶いて使わせていただきました。
絵画の材料について専門家から直接丁寧な講義を受ける貴重な学習となりました。