一歩踏み出すGlobal Citizen
普通科・アカデミア科
〒603-8231 京都市北区紫野大徳寺町22[MAPを見る]
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1年生「むらさきのGAP(Global Action Program)」では、紫野高校オリジナルテキストを使い,「持続可能な社会の構築」をテーマに、様々な学習に取り組み、問題発見力・解決力や論理的思考力などを鍛えていきます。
第3回目の授業は「SDGs4 質の高い教育をみんなに」です。
紫野高校は2013年7月,ユネスコ(国連教育科学文化機関)パリ本部よりユネスコスクールへの加盟を承認されました。ユネスコスクールの大切な理念は,国際連合で採択された,ESD(Education for Sustainable Development),すなわち「持続可能な開発のための教育」です。授業では,まずユネスコスクールの理念や,その広がりについて学びました。
その後,世界の教育問題について,ディスカッションを交えながら全員で考えます。
「世界で小学校に通っていない子供は何人に1人か。小学校に通えない理由は何か。世界で読み書きができない大人は何人に1人か。」「マララ・ユスフザイさんのノーベル平和賞受賞式でのスピーチから教育の重要性の何がわかるか。」などについて,グループで意見を共有しながら,持続可能な開発のためになぜ教育が必要かについて考えをまとめ,発表をしました。
次に,「ちがいのちがいカード」を用いて,「あってもいい違い」と「あってはいけない違い」に共通する事柄や判断のポイントをまとめていきます。例えば「日本の学校は教育や地域活動,災害時の避難場所として利用されているが,アフガニスタンの学校は軍の拠点として利用されることがある。」というカードに対して,ディスカッションを行います。様々な状況が書かれたカードに対して,生徒たちは「これは人権にかかわることだからあってはいけないのでは?」「文化や国柄の違いだからあっても良いのでは?」と活発に意見を交わしていました。
今日の授業が,生徒達にとって,「今まさに自分が受けている教育について考えるきっかけ」となってくれればと思います。