一歩踏み出すGlobal Citizen
普通科・アカデミア科
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3年生選択授業「実践社会」では身近な話題を手掛かりとして,自分の問題意識とつなげて社会事象を分析する力や,公正に判断する力をつけるためにワークショップ形式の授業を行っています。
今回のテーマは「SDGsが生まれた理由と可能性とは?」です。
SDGsとは,Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称で,2015年9月に国連にて全会一致で採択されたものです。
このSDGsについて,「2030SDGs」というカードゲームを通じて学びました。このゲームは,SDGsの本質の理解に活用できるものとして世界中で行われ,先日国連でも実施されました。
生徒達は「時間」カードや「お金」カードを消費して,「プロジェクト」を実行します。生徒の行動により「世界の状況」(経済・環境・社会の3項目の数値)がどんどん変動していき、その結果によって,次に実行できるプロジェクトが変わってくる、という複雑な仕組みです。
自分たちの行動で世界が変動していく様子を実感できる、大変興味深いゲームです。
『自分のゴールの達成のために,本当はしたくなかったプロジェクト(児童労働の拡大や化石燃料の使用増加)を実行した。ニュースで様々な国が自国を優先した政策を見聞きするけれど,その背景が理解できた。』
『自力で何もかも達成しようとしたが,結局達成できないことが多かった。ゲーム終了後の振り返りの時間に,自分たちが欲しかったものを,すぐ隣のチームが持っていて,助けを求めれば,ゴールを達成できたことがわかった。国同士のパートナーシップの重要性を実感できた。』
生徒たちが「SDGs」と「学校の学び」や「自分達の興味・関心」を相互に結び付けて考えるきっかけとなればと思います。