一歩踏み出すGlobal Citizen
普通科・アカデミア科
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留学生活も残り約2週間となりました。人によって状況は異なりますが、私は7教科中2教科しか学年末テストがなく、ファイナルプロジェクトとして調べ学習を行ったクラスもいくつかありましたが、学期終了の1週間前にはほぼすべての課題が終わっていました。今週の水曜日に学校が終わるので、その後はファミリーや友達と帰国前最後の時間を楽しみたいと思います。
2月から3月にかけては短い休暇が数回あったので、コロラドやテキサスにファミリーと旅行に行きました。また、4月には、学年最後のダンスパーティーであるプロムが、学校の近くにあるショッピングセンターを一夜貸切って行われました。
前回のお便りで少し触れたフォレンジックスのクラスでは、詩の朗読にチャレンジしました。このクラスでは、毎週月曜日に更新されるオンラインの登録シートに名前を記入すると、放課後に先生とのマンツーマンのセッションを受けることができたので、私は毎週1,2回のセッションを受けてパフォーマンスに磨きをかけました。先生たちは皆、学生時代に州大会や全国大会に何度も参加してきた経験を持つ上に、全員が30歳以下ととても若く、フラットな関係でハイレベルな指導を受けることができました。その結果、私は2月にあった地方大会で入賞することができ、5月の初めにはカンザス州大会に参加することができました。地方大会は、州大会の直前までほぼ毎週末行われていて、各部門の1-2位あるいは1-3位が州大会への参加権を得るというシステムだったのですが、なんと、フォレンジックスのチームにいる留学生全員が参加権を得たため、私の学校からの州大会メンバー16人のうち4人が留学生でした。こちらに来て初めての泊りがけでのイベントだったのですが、ホテルやバスでメンバーと喋ったり一緒にご飯を食べたりする時間は本当に幸せでした。
また、先週には、最後のコーラスコンサートがありました。コーラスのクラスには1学期から所属していて、1年で計4回のコンサートがありました。クラスメイトは皆フレンドリーで明るい人が多く、新しく入ってくる人にもとてもオープンな雰囲気が好きでした。もともとこのクラスを選択したのには、歌が好きだという理由だけではなく、グループに所属して友達を作る目的もあったので、相性のいい人がたくさんいるクラスをたまたま選べた私はとてもラッキーだったと思います。
ここまでの私の留学生活はとても順調に見えていることと思いますが、実は、私はホストファミリーとの関係が良くなかったため、留学生活が残り約20日になった時点でホストファミリーを変えました。アルゼンチン人のホストシスターとはずっと支え合って生活してきたので、彼女と離ればなれになるのは非常に辛かったですが、それを犠牲にしてでもファミリーを変えたほうが、ファミリーにとっても私にとっても良いのではないかという結論に至りました。相性が良くないことはこちらに来てから1か月で気づいたものの、様々な理由でファミリーチェンジを要求できず、約8か月間とても居心地の悪い家で生活しましたが、単に文句を言うことと、本当にファミリーとの相性が悪いと声を上げることのボーダーラインというのは本当に見えにくいものです。私の参加しているAFSというプログラムでは、リエゾンと呼ばれるプログラムサポーターが生徒とファミリーの仲介者となるのですが、私は、声を上げるべきか上げないべきか迷っていた時点でリエゾンに相談するべきだったと反省しています。
あと2週間、悔いの残らないように、やりたいことはできる限りやって帰りたいと思います。
<写真上>フォレンジックスの州大会メンバー。私はトップ16でした。
<写真中>コーラスのコンサート。
<写真下>プロム。やはり最後の最後までダンスパーティーは苦手でしたがドレスには慣れました。