一歩踏み出すGlobal Citizen
普通科・アカデミア科
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1年生が5月から7月にかけて行っている練習ステップを紹介します。
1.ゴム引き(5月上旬から)
ゴムで素引きをすることでベアボウ(弱めの弓)より簡単な力で引けるため,押し手の肩の強化や射法の基礎を定着させます。ベアボウと違いリリースもできるため,その感覚も掴めます。初心者だけでなく2年生もフォームの確認や家での筋トレに使用したりします。
2.素引き(5月下旬から)
矢を使わずに木の弓を引く練習です。1時間ほどかけて、スタンス→セット→セットアップ→ドローイング→フルドローまでを36射(1エンド6射×6エンド)行います。素引き練習を繰り返して、少しずつ腕の筋肉をつけます。
3.近射(6月下旬から)
実際に矢を射る練習です。的から数メートル離れた所から矢を射ります。正しい射形で射ることが重要です。射法8節を細かく確認します。
危険な行為があれば命にかかわる競技のため,矢を使用する近射では特に行射,矢取りの合図,矢をつがえる時や抜く時の注意点も細かく確認します。
射法8節とは,1スタンス,2セット(ノッキング),3セットアップ,4ドローイング,5アンカーリング(固定),6エイミング,7リリース,8フォロースルーの8節です。
※2セット(ノッキング)では,矢つがえ,取りかけ,グリップ,顔向けを行います。
※6エイミングの狙いは,ホールディング(フルドロー)とコンセントレーション(集中)です。
4.保持
弓を引いた状態で10秒キープする練習です。かなりの負担がかかるため,36射となるとフォームが崩れてきます。射法8節だけでなく,危険を伴うため無理に引かせず弱いポンドの弓に変えるタイミングを細かく確認します。
上記の文章は部員のH.SさんとA.Tさんが書いてくれました。
〈写真左〉ゴム引き
〈写真中〉素引き
〈写真右〉近射