一歩踏み出すGlobal Citizen
普通科・アカデミア科
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京都市教育委員会は、毎年、各京都市立高校より20名の代表生徒を募って海外研修を行う「グローバルリーダー研修」(以下、GL研修)を主催しています。今年はカンボジアでの研修が予定されていますが、紫野高校からは6名の生徒が参加を予定してます。
6月8日(土)に開催されたGL研修の第2回事前研修会に、本校卒業生の大幸宙斗さんが講師として登壇しました!
大幸さんは令和3年度に本校を卒業、現在は大阪大学人間科学部に在籍しています。本校在学中から外に飛び出す意欲旺盛で、「どうせなら日常生活のサイクルから全く想像できない国に行きたい」と留学先にインドを選択、現地で1年間を過ごしました。インド人の笑顔溢れる楽しそうな暮らしを見て、「幸せとは物質的豊かさ」という先入観を打ち砕かれたり、「インドはきっとこうだろうな、と予想していたことが、圧倒的なクオリティで目の前に現れる」インドのスケールに圧倒されたりしながら、貴重な経験を積んで帰国しました。
大学進学後、今度はワーキングホリデーを利用してパリで1年間を過ごします。バイト先の友人のつてでパリ・コレのスタッフを経験するなど、「日本では絶対経験できないチャンスが至るところに転がっている」パリの街に魅了され、次回は交換留学で現地の文化を存分に学びたいと考えているそうです。
大幸さんの考える「グローバル人材」とは、多様性を自然に心に置ける人。大幸さんにとって多様性とは、構えて「認める」ようなものでなく、ふつうにそこに存在するものです。「いわゆるマイノリティが暮らしやすい社会」という言葉に続けて、「いわゆるマイノリティの考え方を受け入れられない人にとっても暮らしやすい社会」とすんなり言葉を継げる大幸さんの姿に、「多様性」が経験を通して自然と血肉となっているのだなと感じました。
講演後は本校生徒のみならず、他校生徒も大幸さんの前に行列を作り、いつまでも質問が尽きませんでした。
GL研修に参加する本校生徒、そして大幸さんの今後の活躍をお祈りします!