一歩踏み出すGlobal Citizen
普通科・アカデミア科
〒603-8231 京都市北区紫野大徳寺町22[MAPを見る]
TEL. 075-491-0221 FAX. 075-492-0968
こんにちは、GC教育部です♪
紫野高校の2年生の総合的な探究の時間「Global Citizenship2」の様子をお伝えします!
前回まで3回の授業で「自由とは何か」について理解を深めるとともに、「誰もが自由でいられる世界」を形作ってきました。自他ともに自由で幸福な生活をおくることができるために、各々が解決したい不自由さを明確にする必要があります。そこで始まったのが新しい単元である「私や誰かの不自由さの本質を明確にしよう!」です。
この単元では3回の授業で、解決したい「私」や「誰か」の不自由さを明確にしていきます。生徒たちはその後3か月かけて、その不自由さを解消するスマホアプリを開発していくことになります。3か月かけて取り組むアプリ開発の土台となる部分をつくるため、とても重要な単元です!
不自由さを明確にするために、生徒たちはこれまで練習してきたレゴブロックを活用して2人1組で「3Dインタビュー」の練習をしました♪
「3Dインタビュー」は、相手から問題や課題を聞き取る際に、レゴブロックを使って「可視化」を効果的にし、相手の課題を的確かつ短時間で把握するものです。
インタビューは「背景・文脈(現状分析)」→「変化(望む未来)」→「変化を阻む障害」→「解決策(どのように望む未来に至るのかの道のり)」の順番で進んでいきます。今回は入門編ということで、インタビューのお題は
「最近あったちょっぴり嫌なできごと」
です。生徒とともに教員もインタビューの練習を一緒に行いました♪
「ドレッシングが服に飛び散って悲しい」
「iPadを落として画面が割れて気持ちが沈んだ」
「バスに乗り遅れて遅刻をしてしまい、朝から気持ちが落ち込んだ」
など、色々な「ちょっと嫌なできごと」がでてきましたが、「どうしたら解決できるだろう?こうやってみたらどうだろう?」と話が進むにつれて、多くのペアで笑顔や「なるほど!その視点はなかった!」とポジティブな声が聞こえてきました。
インタビューのゴールは、インタビューされる人が最後に「あぁだからこの問題が生じていたのか!その解決に向けて行動しよう!」という気持ちになれることです。生徒たちはそのことを理解し、対話という形で行動に移せているようでした♪
次回は、生徒一人ひとりが具体的に解決したい「不自由さ」を3Dインタビューを通じて考えていきます、お楽しみに!