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普通科・アカデミア科
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7月17日(木)、哲学者であり教育学者の熊本大学大学院教育学研究科、苫野一徳先生をお迎えした今回の記念講演会は、昨年度に引き続き2度目となります。
前半は生徒の問題意識や2年学年主任阿部先生の熱い思いを受け止めていただき、「苫野先生と哲学との出会い」「大学での学び」「本質観取のレクチャー」についてご講演をいただきました。アンテナを伸ばすことの大切さや、「学生時代の失敗は失敗ではない」という背中を押してもらえるお言葉など、高校生へのエールもたくさん送って頂きました。
また、後半の本質観取ワークショップに向けて例に出された「恋」の本質(苫野ゼミver.)は、はじめピンとこなかった生徒も、ご説明を聞くと「なるほど!」と目を輝かせていました。とても印象に残ったようです。
そしてこの記念講演会のメインである後半、本校の2年生・1年生修学旅行委員・本校教職員・市立高校教職員の約300名が本質観取をする空間は圧巻でした。
本校は「多様性を認め合い、他者と新たな価値を創造することを大切にする学校であり続ける」ことを使命と考えており、対話を通して「幸せ」の本質にたどり着こうとする本質観取は、まさに「他者と新たな価値を創造する」時間でした。
言葉を紡ぎだすのにう~んと唸るグループもあれば、どんどん幸せの具体例が出てくるグループ、幸せと快感・喜び・嬉しさなど、似たような言葉の違いを探るグループなどが見られました。
シュークリームの具体例を巡って違う立場から様々な意見が飛び交う中、苫野先生のファシリテーションで会場全体で「幸せ」の本質に迫り、
(1)欲望/欲求が満たされている
(2)当り前じゃないという自覚
の2つの要件に何とかたどり着きました‼
皆さんはどう思われますか?
もっともっと苫野先生と本質観取を進めたかったのですが、時間が過ぎるのはあっという間。
この続きは秋のGCIIの授業でやりましょう。
以下は、受講したてほやほやの生徒の感想です。
・哲学的なことは自分には難しくて手を出しづらいものだったので貴重な体験をすることができてとても新鮮でした。
・難しかったけど幸せという概念の本質を様々な視点から考えられたので有意義な講話でした、ありがとうございます。
・幸せとはどういう時に感じるかグループで話し合ってみると、自分が思いつかなかったことがたくさん挙がって面白かった。そこで共通理解が進むことで自分たちのことをもっと深く理解できたと思った。恋についての話も興味深くて面白かったです。貴重な体験をありがとうございました。
・自分もまだ小さい時に自分はなぜ生まれてきたのだろうかという哲学的な疑問を必死に考えていた時期があったので、今回の話はとても興味深かった。高校生になった自分ならまた違う自分の答えを出せると思うので、また機会があれば今回の経験を活かして考えてみたい。
・あんまりこんな幸せについて考えたことなくて 、なんとなくこんな意味があるんだろうなというぐらいでしか考えてなかったけれど、話し合ったらこんなにもいろんな価値観を持った人がいるんだなーって思いました。
・哲学って難しいものだと思っていたし、自分にはよくわからないと思ったけど、哲学というものは、本質を見抜くということがわかりました。本質観取をしてみて、なにを話したらいいのかが分からなくて難しかったけど、幸せというものの本質を見抜くための議論は楽しかった。
・凄く面白い講演会でした。ワークショップ中の議論もすごく白熱していて聞いているだけでワクワクするものでした。欲を言えばもっと議論に参加したかったし、議論できるメンバーと話し合いたかったです。またこのような機会があればぜひ参加させていただきたいと思います。
苫野先生、貴重な経験をさせて頂き、本当に有難うございました。
また機会がありましたら、是非、宜しくお願い致します。