一歩踏み出すGlobal Citizen
普通科・アカデミア科
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本日午前、北文化会館にて1年生を対象に、岡真理先生によるユネスコスクール記念講演会「ガザの《ジェノサイド》~私たちは何をしなければならないのか~」が、1-3上村さんの司会のもと行われました。
ガザでは2023年10月7日から今日2025年7月28日までに、5万9,106人が亡くなり、1万4,105人が行方不明に、そして14万2,511人が負傷しています。そして、この数字は、日々増え続けています。
しかし、「We’re not numbers.」。人間は数字ではありません。そこにはそれぞれの生が、それぞれの営みが、それぞれの苦痛がありました。私たちが人間を数字という記号で見る時、その数字すらも見ようとしない時、そこに人間の生に対する軽視はないか?
岡先生から投げかけられる一つ一つの問いは、人間の尊厳を改めて見つめ直すきっかけとなるものでした。
「私たちにできることはなんですか?」という生徒からの質問に、「まずは正しく知ること」だと答えてくださった岡先生。それはガザのみならず、たとえば日本のこと、日本で起こっていること、日本が関わってきたこと。それを言葉の上だけでなく、知ること。知ろうとすること。知ろうとすることで、何も知らなかったのだと知ること。そして知る主体である自分が、その自分のあり方が、世界のあり方に関わるのだという自覚を持つこと。それが、まず私たちにできる一歩なのだと教えてくださいました。
生徒代表の1-8上田さんの「今まで幸福だと思って過ごしてこられたのは幸福だったかもしれないが、それは自己中心的な幸福だったと気づいた。すこしでもわかろうとすることの意味の大きさを、講演を通して考えることができた」という岡先生のお話と呼応するような言葉が印象的でした。
私たちがすべきことは「かわいそうな人に同情すること」ではなく「不正に怒り、行動する勇気を持つこと」。講演の最後に岡先生がおっしゃった言葉が、生徒ひとりひとりの心の中に芽吹くことを願います。