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普通科・アカデミア科
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7月22日(土)市立高校伝統文化体験 座禅体験が、大本山妙心寺法堂(はっとう)で行われました。本校からは、3年生6名の女子生徒が参加しました。西京高校や工学院高校の野球部などが参加していて、50名を超える生徒が座禅体験に取り組みました。
最初に妙心寺のご住職から法話がありました。臨済宗は、朝鮮半島を経ず直接中国からもたらされたため、座禅を行う法堂は、中国語読みで「はっとう」とよぶこと。法堂は江戸時代の明暦3(1657)年建立で、重要文化財に指定されており、1995年の阪神淡路大震災でもびくともしなかったということ。また、天井にある狩野探幽筆の雲龍図についての説明がありました。
その後、座禅の諸注意がありました。まず、靴下を脱いで足を組みます。背筋を伸ばして手を組みます。私語などは一切禁止です。座禅がはじまると僧侶の方が警策(けいさく)とよばれる棒をもって巡回し、姿勢が曲がっていると正されます。この棒は、座禅の時、修行僧の肩ないし背中を打つためのものです。警策は希望すれば打つってもらう事もでき、合掌すればその合図となります。私も物は試しと打ってもらいました。痛くはありませんが、気持が引き締まります。参加生徒も何人かが希望して打ってもらっていたようです。外は酷暑ですが、法堂の中はそれほど暑くなく、静寂の中に警策を打つ音だけが響いていました。時間的には20分くらいでしたが精神集中ができたような気がしました。参加生徒はこれから受験本番。座禅体験が、受験勉強にむけての精神集中にきっと役に立つと思います。勉強に行き詰まったら座禅ですね。