一歩踏み出すGlobal Citizen
普通科・アカデミア科
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先ほどモンキチョウが中庭でタンポポの蜜を吸っているのを見ました。
いつの間にか風も暖かくなり、春の花も芽吹き、生き物も活動を始めていました。また春が来たのだな―と思う反面、「いよいよ受験生だ」という実感が僕を駆り立てます。四季の特徴が謙虚に現れるこの国の自然は、僕らに癒しを与えるはもちろん、どこか急かしているようにも感じる今日この頃です。拙い文面ですが今回もゆったり書こうと思います。
3/25(月)に「卒業イベント」が開催されました。前に書きましたが三年生主催のイベントなので、今回僕は企画者ではなく出演者としてこのイベントに参加させていただきました。僕自身最近知ったのですが、このイベントの開催までの道は前途多難だったようです。しかし今回無事に開催され、そして終えることができとても嬉しく思います。今回はその裏話でも。
リハーサルが朝早いにもかかわらずあの緊張と興奮の入り混じった空気感は今でも忘れられません。とくに先日卒業なさった先輩方が大人の色気を帯び始めているのを感じ、とてもかっこ良く僕の目に映りました。
そして開演です。体育館の舞台上と後ろ半分を使ったシフト体制で、進行や準備が滞る心配がありませんでした。オープニングのバンドは、紫野高校で演奏を披露することはこのイベントが最後です。あまりにも見事なドラムやギターの音色、それらが際立たせるボーカルの歌声。彼らの表現する音楽はありきたりなバンド演奏ではなく、どこか遊び心のある自由で暖かい音楽。紫野の三年間を心地よく耳に残してくれました。
次は漫才です。想像以上でした。人をこんなに自然に笑わせることができるのかと思えるような生活感の溢れる空間、時間を丁寧に演出されていました。きっとこの漫才に限らず、日常でもこんな感じなのだろうなと思うとどこか可笑しく楽しく感じました。
そしてダンス。圧巻の一言に尽きます。どのグループにも高校生の面影は一切ありません。一人一人が夢に向かう逞しい“大人”の風格を持ち合わせ、文化祭とは一味違うレベルの高い時間、空間、を作り上げてくれました。
このような空間で踊らせていただいたことを僕自身とても誇りに思うと同時に、一人間としての未熟感を感じるとても素晴らしい経験をさせてもらいました。三年生の皆さん、司会の方々ありがとうございました。そしてお疲れさまでした。
今回は、生徒会は全く関与していないのでただただ報告になってしまいました。今日も勉強しなきゃと思いつつ、遊びつつ寝つつ、そんな日常を過ごそうと思います。