一歩踏み出すGlobal Citizen
普通科・アカデミア科
〒603-8231 京都市北区紫野大徳寺町22[MAPを見る]
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新年度のご挨拶
新年度を迎えました。校長の吉田明弘です。今年度もよろしくお願いいたします。
昨年度末からコロナウイルスの感染が拡大し,本校も3月5日から休校になり,春季休業中もいったん部活動は再開したものの4月1日より活動自粛をしていました。京都市としていったん学校再開を決定し,4月8日には入学式,9日には始業式を実施しましたが,再び4月10日から5月6日まで休校となりました。
この間,海外研修旅行の延期や,海外姉妹校留学の中止,部活動の大会やさまざまなイベントの中止など,高校生活に大きな影響が出ています。
今後,ますます感染の拡大が懸念され,生徒の皆さんの健康が気がかりな状況です。不要不急の外出は控えていただき,かつ健康管理には十分ご留意いただき,ご家庭での健康観察を実施していただくようにお願いしているところであります。
また,学習面での遅れについては,休校期間中の学習課題を設定するなどして,家庭での学習の確保を生徒の皆さんに指導しているところです。
一刻でも早い終息を願う次第です。
ところで,本校は3つの校是「自由と規律」「知性と創造」「参加と協力」のもと,「21世紀を自分で歩く国際人を育成する」を教育目標として,自ら学ぶ生徒,国際人としての素養を身につけた生徒,主体的に社会に参画する生徒を育てる高校であり,習得型学力・探究型学力・国際理解力をバランスよく身につけさせることを基本方針としています。その実現のために「むらさきのGAP(Global Action Program)」を紫野高校の特長的な取組として実施しています。「むらさきのGAP」とは,平成25年7月に京都の公立高校で初めて加盟が認められたユネスコスクールとして,紫野高校が独自に構成したSDGsを意図したプログラムです。「むらさきのGAP」は,総合的な探究の時間を核として,海外研修旅行,模擬国連,国際交流,地域連携などを包括した取組であり、「持続可能な社会の創り手」である「自分で歩く国際人」の育成を目指しています。
そのうえで,授業を通して確かな学力を身に付けさせる指導を通して一人一人の進路実現を図っています。また,生徒の自己管理能力の向上及び主体性・社会性の育成を図る指導を通して主体性・協調性・社会性を育成しています。さらに当然のことながら,人権教育の推進を図る指導を通していじめをはじめとする人権侵害を絶対に許さないという強い姿勢を持って人権文化の確立を図っています。
文化の地にある京都市立の高等学校として,市民の皆様の信頼を得てますます発展していくように尽力いたしますので,ご指導,ご支援,応援のほど,よろしくお願いいたします。
令和2年4月9日
校長 吉田明弘